国: 日本
言語: 日本語
ソース: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan
ペグフィルグラスチム
協和キリン株式会社
遺伝子組換え
注射剤
注射剤
造血幹細胞を骨髄から血液中へ動員(放出)させる働きがあります。
通常、患者さんの治療に必要な造血幹細胞をドナー(提供者)から採取する際に、ドナーに使用します。
英語の製品名 G-LASTA Subcutaneous Injection 3.6mg [for mobilization of hematopoietic progenitor cells into peripheral blood (allogeneic hematopoietic progenitor cell transplantation donor)]; シート記載:
くすりのしおり 注射剤 2023 年 11 月改訂 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大 限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 製品名:ジーラスタ皮下注 3.6MG[造血幹細胞の末梢血中への動員 (同種造血幹細胞移植ドナー)] 主成分: ペグフィルグラスチム(遺伝子組換え) (Pegfilgrastim (genetical recombination)) 剤形: 注射剤 シート記載など: この薬の作用と効果について 造血幹細胞を骨髄から血液中へ動員(放出)させる働きがあります。 通常、患者さんの治療に必要な造血幹細胞をドナー(提供者)から採取する際に、ドナーに使用します。 次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。他の白血球(好中球)を 増やす薬の投与を受けて、発疹やかゆみなどが出たことがある。 ・下記のような基礎疾患をお持ちの方は必ず申し出てください。安全性に配慮するために必要な情報です (日本造血・免疫細胞療法学会ガイドライン「同種末梢血幹細胞ドナーの同意を得るに際しての説明資 料」記載より)。 血が固まりやすい、血管が詰まりやすいと言われたことがある(高血圧、心臓に持病、脳の血管が詰 まった事、糖尿病、高脂血症がある)。脾腫を認める。白血球増多、血小板増多など骨髄の病気を疑わ れている。間質性肺炎を合併あるいは以前にかかった事がある。癌にかかった事がある。治療を必要と する心臓の病気、肺の病気、腎臓の病気がある。自己免疫疾 完全なドキュメントを読む
-1- 2. 禁忌(次の患者には投与しないこと) 2.1 本剤の成分又は他の顆粒球コロニー形成刺激因子製 剤に過敏症の患者 2.2 骨髄中の芽球が十分減少していない骨髄性白血病の 患者及び末梢血液中に骨髄芽球の認められる骨髄性白 血病の患者[8.4、11.1.4参照] 3. 組成・性状 3.1 組成 販売名 ジーラスタ皮下注3.6mgボディーポッド 容量 1筒 0.36mL 有効成分 ペグフィルグラスチム(遺伝子組換え) 3.6mg 添加剤 D-ソルビトール 18mg 氷酢酸 0.216mg 水酸化ナトリウム 適量 ポリソルベート20 0.0144mg 3.2 製剤の性状 販売名 ジーラスタ皮下注3.6mgボディーポッド 色・性状 無色澄明の液 pH 3.7~4.3 浸透圧比 約1(生理食塩液対比) 4. 効能又は効果 がん化学療法による発熱性好中球減少症の発症抑制 5. 効能又は効果に関連する注意 5.1 臨床試験に組み入れられた患者における発熱性好中球減 少症発現のリスク等について、「17.臨床成績」の項の内容 を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分理解した上で、 適応患者の選択を行うこと。[17.1.1、17.1.2参照] 5.2 本剤を使用する際には、国内外の最新のガイドライン等 を参考にすること。 6. 用法及び用量 通常、成人にはがん化学療法剤投与終了後の翌日以降、ペグ フィルグラスチム(遺伝子組換え)として、3.6mgを化学療法 1サイクルあたり1回皮下投与する。 7. 用法及び用量に関連する注意 がん化学療法剤の投与開始10日前から投与終了後24時間以内 に本剤を投与した場合の安全性は確立していない。 8. 重要な基本的注意 8.1 過敏症等の反応を予測するために、使用に際してはアレ ルギー既往歴、薬物過敏症等について十分な問診を行うこ と。[9.1.1、9.1.2、11.1.1参照] 8.2 本剤投与に 完全なドキュメントを読む