Country: Japan
Language: Japanese
Source: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan
イリノテカン塩酸塩水和物
ニプロ株式会社
Irinotecan hydrochloride hydrate
注射剤
注射剤
DNAトポイソメラーゼIの阻害によりDNA合成を阻害することで、がん細胞の増殖を抑えます。
通常、小細胞肺がん、非小細胞肺がん、子宮頸がん、卵巣がん、手術できないまたは再発した胃がん、手術できないまたは再発した結腸・直腸がん、手術できないまたは再発した乳がん、有棘細胞がん、悪性リンパ腫(非ホジキンリンパ腫)、小児悪性固形腫瘍の治療に用いられます。
英語の製品名 IRINOTECAN HYDROCHLORIDE I.V. INFUSION 40mg "NP"; シート記載:
くすりのしおり 注射剤 2013 年 08 月改訂 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大 限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 製品名:イリノテカン塩酸塩点滴静注液 40MG「NP」 主成分: イリノテカン塩酸塩水和物 (Irinotecan hydrochloride hydrate) 剤形: 注射剤 シート記載など: この薬の作用と効果について DNA トポイソメラーゼ I の阻害により DNA 合成を阻害することで、がん細胞の増殖を抑えます。 通常、小細胞肺がん、非小細胞肺がん、子宮頸がん、卵巣がん、手術できないまたは再発した胃がん、手 術できないまたは再発した結腸・直腸がん、手術できないまたは再発した乳がん、有棘細胞がん、悪性リ ンパ腫(非ホジキンリンパ腫)、小児悪性固形腫瘍の治療に用いられます。 次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。骨髄機能抑制、感染症、 下痢(水様便)、腸管麻痺、腸閉塞、間質性肺炎または肺線維症、多量の腹水・胸水、黄疸がある。 ・妊娠または授乳中 ・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中 の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。 用法・用量(この薬の使い方) ・あなたの用法・用量は(( : 医療担当者記入 )) ・小細胞肺がん、非小細胞肺がん、手術できないまたは再発した乳がんおよび有棘細胞がん:通常、 1 Read the complete document
− 1 − 1. 警告 1.1 本剤使用にあたっては、患者又はその家族に有効性 及び危険性を十分説明し、同意を得てから投与を開始 すること。 1.2 本剤の臨床試験において、骨髄機能抑制あるいは下 痢に起因したと考えられる死亡例が認められている。 本剤の投与は、緊急時に十分に措置できる医療施設及 びがん化学療法に十分な経験を持つ医師のもとで、本 剤の投与が適切と判断される症例についてのみ投与 し、下記の患者には投与しないなど適応患者の選択を 慎重に行うこと。[2.1‑2.9、10.1 参照] ・骨髄機能抑制のある患者 ・感染症を合併している患者 ・下痢(水様便)のある患者 ・腸管麻痺、腸閉塞のある患者 ・間質性肺炎又は肺線維症の患者 ・多量の腹水、胸水のある患者 ・黄疸のある患者 ・アタザナビル硫酸塩を投与中の患者 ・本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 1.3 本剤を含む小児悪性固形腫瘍に対するがん化学療法 は、小児のがん化学療法に十分な知識・経験を持つ医 師のもとで実施すること。 1.4 投与に際しては、骨髄機能抑制、高度な下痢等の重 篤な副作用が起こることがあり、ときに致命的な経過 をたどることがあるので、頻回に臨床検査(血液検 査、肝機能検査、腎機能検査等)を行うなど、患者の 状態を十分に観察すること。[8.3、11.1.1、11.1.2 参 照] 1.5 骨髄機能抑制による致命的な副作用の発現を回避す るために、特に以下の事項に十分注意すること。 1.5.1 投与予定日(投与前24時間以内)に末梢血液検査 を必ず実施し、結果を確認してから、本剤投与の適否 を慎重に判断すること。 1.5.2 投与予定日の白血球数が3,000/MM 3 未満又は血小 板数が10万/MM 3 未満(膵癌FOLFIRINOX Read the complete document