Country: Japan
Language: Japanese
Source: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan
l-イソプレナリン塩酸塩
興和株式会社
L-Isoprenaline hydrochloride
注射剤
注射剤
β受容体に作用し、心収縮力増強、心拍数増加、組織循環促進作用を示します。また、気管支を拡張させます。
通常、アダムス・ストークス症候群(徐脈型)の発作時あるいは発作反復時、心筋梗塞や細菌内毒素などによる急性心不全、手術後の低心拍出量症候群、気管支喘息の重症発作時の治療に用いられます。
英語の製品名 PROTERNOL-L Injection 1mg; シート記載:
くすりのしおり 注射剤 2020 年 11 月作成 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大 限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 製品名 : プロタノール L 注 1MG 主成分 :l- イソプレナリン塩酸塩 (L-Isoprenaline hydrochloride) 剤形 : 注射剤 シート記載など : この薬の作用と効果について β 受容体に作用し、心収縮力増強、心拍数増加、組織循環促進作用を示します。また、気管支を拡張させ ます。 通常、アダムス・ストークス症候群(徐脈型)の発作時あるいは発作反復時、心筋梗塞や細菌内毒素など による急性心不全、手術後の低心拍出量症候群、気管支喘息の重症発作時の治療に用いられます。 次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。特発性肥大性大動脈弁下 狭窄症、ジギタリス中毒がある。 ・妊娠または授乳中 ・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中 の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。 用法・用量(この薬の使い方) ・あなたの用法・用量は (( : 医療担当者記入 )) ・通常、点滴で静脈内に注射します。緊急時には、静脈内、筋肉内または皮下に注射したり、心内に注入 することもあります。 ・症状を見ながら使用期間を決めていきます。 生活上の注意 この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用) 主な副 Read the complete document
-1- 2. 禁忌(次の患者には投与しないこと) 2.1 特発性肥大性大動脈弁下狭窄症の患者[心収縮力を増強す るため、左室からの血液流出路の閉塞が増強され、症状を増 強させるおそれがある。] 2.2 ジギタリス中毒の患者[重篤な不整脈が起こる可能性がある。] 2.3 カテコールアミン(アドレナリン等)、エフェドリン、メ チルエフェドリン、メチルエフェドリンサッカリネート、 フェノテロール、ドロキシドパを投与中の患者[10.1参照] 3. 組成・性状 3.1 組成 販 売 名 プロタノールL注0.2mg プロタノールL注1mg 有 効 成 分 1アンプル(1mL)中 l-イソプレナリン塩酸塩 0.2mg 1アンプル(5mL)中 l-イソプレナリン塩酸塩 1.0mg 添 加 剤 1アンプル(1mL)中 塩化Na 7.0mg 乳酸 0.55mg 乳酸Na 1.235mg 亜硫酸水素Na 0.5mg L-システイン塩酸塩水和物 0.1mg 1アンプル(5mL)中 塩化Na 35.0mg 乳酸 2.75mg 乳酸Na 6.175mg 亜硫酸水素Na 2.5mg L-システイン塩酸塩水和物 0.5mg 3.2 製剤の性状 販 売 名 プロタノールL注0.2mg プロタノールL注1mg 性 状 無色澄明の液(水性注射剤)である。 pH 3.5~5.0 浸 透 圧 比 約1(生理食塩液に対する比) 4. 効能又は効果 ○アダムス・ストークス症候群(徐脈型)の発作時(高度の徐 脈、心停止を含む)、あるいは発作反復時 ○心筋梗塞や細菌内毒素等による急性心不全 ○手術後の低心拍出量症候群 ○気管支喘息の重症発作時 6. 用法及び用量 〈点滴静注〉 l-イソプレナリン塩酸塩として0.2~1.0mgを等張溶液200~ 500mLに溶解し、心拍数又は心電図をモニターしながら注入する。 徐脈型アダムス・ストークス症候群においては、心拍数を原則 として毎分50~60に保つ。 ショックないし低拍出量症候群においては、心拍数を原 Read the complete document