Pays: Japon
Langue: japonais
Source: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan
ペグアスパルガーゼ
日本セルヴィエ株式会社
Pegaspargase
注射剤
注射剤
がん細胞の増殖に必要なアミノ酸を分解し、がん細胞のタンパク合成を阻害して、増殖を抑えます。
通常、急性リンパ性白血病、悪性リンパ腫の治療に用いられます。
英語の製品名 Oncaspar I.V. Infusion; シート記載:
くすりのしおり 注射剤 2023 年 08 月作成 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大 限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 製品名:オンキャスパー点滴静注用 3750 主成分: ペグアスパルガーゼ (Pegaspargase) 剤形: 注射剤 シート記載など: この薬の作用と効果について がん細胞の増殖に必要なアミノ酸を分解し、がん細胞のタンパク合成を阻害して、増殖を抑えます。 通常、急性リンパ性白血病、悪性リンパ腫の治療に用いられます。 次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝障害がある。 L- アスパ ラギナーゼで血栓症や出血、過敏症を経験したことがある。膵炎( L- アスパラギナーゼで経験した膵炎 を含む)を経験したことがある。 ・妊娠または授乳中 ・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中 の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。 用法・用量(この薬の使い方) ・あなたの用法・用量は(( : 医療担当者記入 )) ・通常、 2 週間ごとに 1 回、静脈から 1 ~ 2 時間かけて点滴注射します。 ・他の抗悪性腫瘍剤と併用されます。注射の間隔は、一緒に使用する他の薬や、症状・状態により異なり ますので、具体的な使用期間については、医師に確認してください。 ・副作用により、この薬を休薬、中止、または点滴時間を変 Lire le document complet
−1− 1.警告 本剤は、緊急時に十分対応できる医療施設において、造血 器悪性腫瘍の治療に対して十分な知識・経験を持つ医師の もとで、本剤の投与が適切と判断される症例についてのみ 投与すること。また、本剤による治療開始に先立ち、患者 又はその家族に有効性及び危険性を十分に説明し、同意を 得てから投与を開始すること。 2.禁忌 (次の患者には投与しないこと) 2.1 本剤の成分に対し重篤な過敏症の既往歴のある患者 2.2 重度の肝機能障害のある患者(ビリルビン基準値上限 (ULN)3 倍超、トランスアミナーゼULN10倍超)[9.3.1 参 照] 2.3 L-アスパラギナーゼによる重篤な血栓症の既往歴のあ る患者[重篤な血栓症があらわれるおそれがある] 2.4 膵炎の既往歴(L-アスパラギナーゼによる膵炎を含む) のある患者[膵炎があらわれるおそれがある] 2.5 L-アスパラギナーゼによる重篤な出血性イベントの既 往歴のある患者[重篤な出血性イベントがあらわれるお それがある] 3.組成・性状 3.1 組成 成分 含量 有効成分 ( 1 バイアル中) ペグアスパルガーゼ 4050IU 注) 添加剤 ( 1 バイアル中) 精製白糖 リン酸二水素ナトリウム一水和物 リン酸水素二ナトリウム七水和物 塩化ナトリウム 225mg 3.45mg 26.30mg 21.25mg pH調節剤 2 成分 適量 ・ 1 IUはL-アスパラギンをpH7.3、37℃で分解し、 1 分間に 1μmolの NH 3 を遊離するのに必要な酵素量 ・本剤は大腸菌を用いて製造される。 注) IUは国際単位を意味する。本剤は、調製時の損失を考慮し、 1 バ イアルから3750IUを注射するに足る量を確保するために過量充填 されており、注射用水5.2mLを用いて溶解した後の溶液の濃度は 750IU/mLとなる。 3.2 製剤の Lire le document complet