国: 日本
言語: 日本語
ソース: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan
アミカシン硫酸塩
インスメッド合同会社
Amikacin sulfate
白色の乳状懸濁液、吸入剤
外用剤
アミノグリコシド系の抗生物質で、細菌のタンパク質合成を阻害することにより抗菌活性を示します。
通常、マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)による肺非結核性抗酸菌症の治療に用いられます。
英語の製品名 ARIKAYCE (amikacin liposome inhalation suspension) 590mg/8.4mL; シート記載: アリケイス吸入液590mg
くすりのしおり 外用剤 2022 年 06 月改訂 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大 限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 製品名:アリケイス吸入液 590MG 主成分: アミカシン硫酸塩 (Amikacin sulfate) 剤形: 白色の乳状懸濁液、吸入剤 シート記載など: アリケイス吸入液 590mg この薬の作用と効果について アミノグリコシド系の抗生物質で、細菌のタンパク質合成を阻害することにより抗菌活性を示します。 通常、マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス( MAC )による肺非結核性抗酸菌症の治療に用い られます。 次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。第 8 脳神経障害がある、 またはその疑いがある。重症筋無力症などの神経筋障害がある、またはその疑いがある。腎臓に障害が ある。 ・妊娠または授乳中 ・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中 の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。 用法・用量(この薬の使い方) ・あなたの用法・用量は(( : 医療担当者記入 )) ・通常、成人は 1 回 1 バイアル〔アミカシンとして 590mg (力価)〕を 1 日 1 回、ネブライザを用いて 吸入します。必ず指示された吸入方法に従ってください。 ・この薬は、肺 MAC 症に対する多剤併用療法による前治療において効果不十分な人に、多剤併 完全なドキュメントを読む
- 1 - 2. 禁忌(次の患者には投与しないこと) 本剤の成分並びに他のアミノグリコシド系抗生物質又はバシ トラシンに対し過敏症の既往歴のある患者 3. 組成・性状 3.1 組成 品名 アリケイス吸入液 590mg 有効成分 1バイアル(8.4mL)中にアミカシン硫酸塩をアミカ シンとして590mg(力価)含有 添加物 ジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC) コレステロール 水酸化ナトリウム 塩化ナトリウム 注)本剤は専用のネブライザにより薬液8.4mLが投与できるように、1バイ アル中に薬液8.9mLが充填されている。 3.2 剤形・性状 品名 アリケイス吸入液 590mg 剤形・性状 白色の乳状懸濁液 pH 6.1~7.1 その他 無菌製剤 4. 効能又は効果 適応菌種:アミカシンに感性のマイコバクテリウム・アビウム コンプレックス(MAC) 適応症:マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC) による肺非結核性抗酸菌症 5. 効能又は効果に関連する注意 5.1 本剤の適用は、肺MAC症に対する多剤併用療法による前治療 において効果不十分な患者に限定すること。 6. 用法及び用量 通常、成人にはアミカシンとして590mg(力価)を1日1回ネブ ライザを用いて吸入投与する。 7. 用法及び用量に関連する注意 7.1 本剤を吸入する際には、専用のネブライザであるラミラネブ ライザシステムを使用すること。[14.1参照] 7.2 使用にあたっては、ガイドライン等を参照し、多剤併用療法 と併用すること。 7.3 喀痰培養陰性化が認められた以降も、一定期間は本剤の投与 を継続すること。臨床試験においては、喀痰培養陰性化が認めら れた以降に最大12ヵ月間、本剤の投与を継続した。[17.1.1参照] 7.4 投与開始後12ヵ月以内に喀痰培養陰性化が得られない 完全なドキュメントを読む