国: 日本
言語: 日本語
ソース: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan
日局アミオダロン塩酸塩
サノフィ株式会社
Amiodarone hydrochloride
淡黄色澄明の液剤
注射剤
心臓に作用し、心臓の異常な興奮を抑えて、乱れた心臓の鼓動(不整脈)を規則的にする作用があります。
通常、心室細動・血行動態不安定な心室頻拍の不整脈で難治性かつ緊急を要する場合、電気的除細動抵抗性の心室細動あるいは無脈性心室頻拍による心停止の治療に用いられます。
英語の製品名 ; シート記載:
くすりのしおり 注射剤 2023 年 01 月作成 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大 限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 製品名:アンカロン注 150 主成分: 日局アミオダロン塩酸塩 (Amiodarone hydrochloride) 剤形: 淡黄色澄明の液剤 シート記載など: この薬の作用と効果について 心臓に作用し、心臓の異常な興奮を抑えて、乱れた心臓の鼓動(不整脈)を規則的にする作用がありま す。 通常、心室細動・血行動態不安定な心室頻拍の不整脈で難治性かつ緊急を要する場合、電気的除細動抵抗 性の心室細動あるいは無脈性心室頻拍による心停止の治療に用いられます。 次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。洞性徐脈、洞房ブロッ ク、伝導障害、洞不全症候群、循環虚脱、低血圧、甲状腺機能障害またはその既往歴がある。呼吸不全 がある。 ・妊娠または授乳中 ・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中 の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。 用法・用量(この薬の使い方) ・あなたの用法・用量は(( : 医療担当者記入 )) ・通常、静脈内に注射または点滴注射します。 ・症状により使用期間が長くなる場合もあります。具体的な使用期間については、担当の医師にお聞きく ださい。 生活上の注意 ・この薬の使用中は、セイヨ 完全なドキュメントを読む
1 1.警告 1.1 施設の限定 本剤の使用は致死的不整脈治療の十分な経験のある医師に 限り、諸検査の実施が可能で、CCU、ICUあるいはそれに 準ずる体制の整った、緊急時にも十分に対応できる施設で のみ使用すること。 1.2 患者の限定 致死的不整脈患者で、難治性かつ緊急を要する場合にのみ 使用すること。 1.3 本剤では新たな不整脈や不整脈の増悪等を含む重篤な心 障害が報告されており、ときに致死的な場合もあるので、 CCU、ICU等で心電図及び血圧の連続監視下で使用するこ と。なお、血圧については可能な限り動脈内圧を連続監視 することが望ましい。 1.4 本剤投与後24時間以内に重篤な肝機能障害が生じ、肝不 全や死亡に至る場合もある(海外症例の副作用報告)ので、 患者の状態を慎重に観察するなど、十分に注意すること。 [8.3、11.1.2 参照] 2.禁忌 (次の患者には投与しないこと) 2.1 洞性徐脈、洞房ブロック、重度伝導障害(高度な房室ブロッ ク、二束ブロック又は三束ブロック)又は洞不全症候群が あり、ペースメーカーを使用していない患者[洞停止のリ スクがある。] 2.2 循環虚脱又は重篤な低血圧のある患者(血行動態不安定 な心室細動又は心室頻拍発作発現中を除く) 2.3 本剤の成分又はヨウ素に対し過敏症の既往歴のある患者 2.4 リトナビル、ニルマトレルビル・リトナビル、ネルフィ ナビルメシル酸塩、クラスⅠa及びクラスⅢ(ソタロール、 ニフェカラント)の抗不整脈薬、ベプリジル塩酸塩水和物、 モキシフロキサシン塩酸塩、ラスクフロキサシン塩酸塩(注 射剤)、エリスロマイシン(注射剤)、ペンタミジンイセチ オン酸塩、トレミフェンクエン酸塩、フ 完全なドキュメントを読む