国: 日本
言語: 日本語
ソース: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan
溶性ピロリン酸第二鉄
アルフレッサ ファーマ株式会社
Ferric pyrophosphate, soluble
だいだい色で澄明なシロップ剤
内服剤
鉄を補うことにより鉄の不足によって起こる貧血を改善します。
通常、鉄欠乏性貧血の治療に用いられます。
英語の製品名 INCREMIN Syrup 5%; シート記載:
くすりのしおり 内服剤 2020 年 10 月改訂 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大 限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 製品名:インクレミンシロップ 5% 主成分: 溶性ピロリン酸第二鉄 (Ferric pyrophosphate, soluble) 剤形: だいだい色で澄明なシロップ剤 シート記載など: この薬の作用と効果について 鉄を補うことにより鉄の不足によって起こる貧血を改善します。 通常、鉄欠乏性貧血の治療に用いられます。 次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。鉄欠乏状態にない。 ・妊娠または授乳中 ・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中 の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。 用法・用量(この薬の使い方) ・あなたの用法・用量は(( : 医療担当者記入 )) ・通常、小児は 1 日量として 1 歳未満 2 ~ 4mL (鉄として 12 ~ 24mg )、 1 ~ 5 歳 3 ~ 10mL ( 18 ~ 60mg )、 6 ~ 15 歳 10 ~ 15mL ( 60 ~ 90mg )を 3 ~ 4 回に分けて服用しますが、年齢・症状により適 宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。 ・飲み忘れた場合は、気がついた時に 1 回分を飲んでください。ただし、次の服用時間が近い場合は、忘 れた分は飲まないで 1 回分を飛ばしてください。絶対に 2 回分を一度に飲んではいけません。 ・誤って多く飲ん 完全なドキュメントを読む
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと) 鉄欠乏状態にない患者[鉄過剰症を起こすおそれがある。] 3. 組成・性状 3. 1 組成 販売名 有効成分 添加剤 インクレミン シロップ5% 1mL中溶性ピロリン 酸第二鉄50mg(鉄 として6mg) ソルビン酸、安息香酸ナトリウ ム、D-ソルビトール、香料、バ ニリン、エタノール、黄色5号、 塩酸、水酸化ナトリウム 3. 2 製剤の性状 販売名 色・剤形 pH インクレミン シロップ5% 芳香と甘味のあるだいだい色で粘稠性 のある澄明なシロップ剤 4.5~6.0 4. 効能又は効果 鉄欠乏性貧血 6. 用法及び用量 通常次の量を1日量とし、3~4回に分けて経口投与する。 年齢 シロップとして (mL) 1歳未満 2~4 1~5歳 3~10 6~15歳 10~15 なお、年齢、症状により適宜増減する。 7. 用法及び用量に関連する注意 7. 1 1日量は以下のとおりである。 年齢 溶性ピロリン酸第二鉄として (mg) 鉄として (mg) 1歳未満 100~200 12~24 1~5歳 150~500 18~60 6~15歳 500~750 60~90 7. 2 下痢、吐乳等を起こしやすい低出生体重児、新生児又は乳 児に投与する場合、初め少量から開始し、身体の様子を見なが ら徐々に通常1日量まで増量すること。 9. 特定の背景を有する患者に関する注意 9. 1 合併症・既往歴等のある患者 9. 1. 1 消化性潰瘍、慢性潰瘍性大腸炎、限局性腸炎等の胃 腸疾患のある患者 症状を増悪させるおそれがある。 9. 1. 2 発作性夜間血色素尿症の患者 溶血を誘発することがある。 10. 相互作用 10. 2 併用注意(併用に注意すること) 薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子 テトラサイクリン系抗 生物質 テトラサイクリン ミノサイクリン等 相互に吸収を阻害 し、効果が減弱する おそれがある。 両剤の服用間 完全なドキュメントを読む