国: 日本
言語: 日本語
ソース: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan
ペグセタコプラン
Swedish Orphan Biovitrum Japan株式会社
Pegcetacoplan
注射剤
自己注射剤
免疫機能を担う補体C3およびC3bを阻害することで、補体による赤血球への攻撃を抑制し、血管内溶血とともに血管外溶血も防ぎます。
通常、発作性夜間ヘモグロビン尿症の治療に用いられます。
英語の製品名 EMPAVELI for Subcutaneous Injection 1080 mg; シート記載:
くすりのしおり 自己注射剤 2023 年 09 月改訂 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大 限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 製品名:エムパベリ皮下注 1080MG 主成分: ペグセタコプラン (Pegcetacoplan) 剤形: 注射剤 シート記載など: この薬の作用と効果について 免疫機能を担う補体 C3 および C3b を阻害することで、補体による赤血球への攻撃を抑制し、血管内溶血 とともに血管外溶血も防ぎます。 通常、発作性夜間ヘモグロビン尿症の治療に用いられます。 次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。髄膜炎菌感染症や、肺炎 球菌、インフルエンザ菌などの莢膜形成細菌による感染症がある。 ・妊娠または授乳中 ・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中 の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。 用法・用量(この薬の使い方) ・あなたの用法・用量は(( : 医療担当者記入 )) ・通常、成人は 1 回 1 バイアル(主成分として 1080mg )を 1 週間に 2 回、皮下に注射します。なお、 十分な効果が得られない場合には、 1 回 1 バイアル( 1080mg )を 3 日に 1 回の間隔で皮下に注射する こともあります。必ず指示された方法に従ってください。 ・感染からの予防のため、原則、この薬の最初の使用の少なくとも 2 週間前までに、髄膜炎菌ワ 完全なドキュメントを読む
1 1. 警告 1.1 本剤は補体経路を阻害するため、髄膜炎菌、肺炎球菌、イン フルエンザ菌等の莢膜形成細菌による重篤な感染症を発症する ことがあり、特に髄膜炎菌感染症は急激に重症化し、死亡に 至るおそれもあるため、以下の点に十分注意すること。[5.2、 11.1.1、11.1.2参照] 1.1.1 本剤の投与に際しては、髄膜炎菌等による感染症の初期徴 候(発熱、頭痛、項部硬直等)に注意して観察を十分に行い、 髄膜炎菌等の感染症が疑われた場合には、直ちに診察し、抗菌 剤の投与等の適切な処置を行うこと。 1.1.2 髄膜炎菌、肺炎球菌及びインフルエンザ菌B型に対するワ クチンの接種歴を確認し、未接種又は追加接種が必要な場合は、 原則、本剤投与前にワクチンを接種すること。必要に応じて、 本剤投与中のワクチンの追加接種を考慮すること。 1.1.3 髄膜炎菌感染症は致命的な経過をたどることがあるので、 緊急時に十分に措置できる医療施設及び医師のもとで、あるい は髄膜炎菌感染症の診断及び治療が可能な医療施設との連携下 で投与すること。 1.1.4 髄膜炎菌等の感染症のリスクについて患者に説明し、感染 症の初期徴候を確実に理解させ、感染症に関連する症状が発現 した場合には、主治医に連絡するよう患者に注意を与えること。 1.2 発作性夜間ヘモグロビン尿症に十分な知識を持つ医師のもと で、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ 投与すること。また、本剤投与開始に先立ち、本剤は疾病を完 治させる薬剤ではないことを含め、本剤の有効性及び危険性を 患者又はその家族に十分説明し、同意を得てから投与すること。 2. 禁忌(次の患者には投与しないこと) 2.1 髄膜炎菌 完全なドキュメントを読む