国: 日本
言語: 日本語
ソース: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan
ファスジル塩酸塩水和物
旭化成ファーマ株式会社
Fasudil hydrochloride hydrate
注射剤
注射剤
Rhoキナーゼを阻害することによって、脳血管攣縮の予防および緩解作用、脳循環改善作用などを示します。
通常、くも膜下出血術後の脳血管攣縮およびこれに伴う脳虚血症状の改善に用いられます。
英語の製品名 Eril Inj. 30mg; シート記載:
くすりのしおり 注射剤 2016 年 07 月作成 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大 限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 製品名:エリル点滴静注液 30MG 主成分: ファスジル塩酸塩水和物 (Fasudil hydrochloride hydrate) 剤形: 注射剤 シート記載など: この薬の作用と効果について Rho キナーゼを阻害することによって、脳血管攣縮の予防および緩解作用、脳循環改善作用などを示しま す。 通常、くも膜下出血術後の脳血管攣縮およびこれに伴う脳虚血症状の改善に用いられます。 次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。頭蓋内出血、頭蓋内出血 の可能性(手術中に止血処置を施すことができなかった)、低血圧である。 ・妊娠または授乳中 ・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中 の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。 用法・用量(この薬の使い方) ・あなたの用法・用量は(( : 医療担当者記入 )) ・通常、成人は 1 日 2 ~ 3 回、約 30 分間かけて点滴で静脈内に注射します。くも膜下出血に対する手術後 早期に使用を開始し、 2 週間使用することが望ましいとされています。 生活上の注意 この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用) 主な副作用として、肝機能異常、頭蓋内出血、低血圧などが報告されています。こ 完全なドキュメントを読む
-1- 2023年7月改訂(第1版) 日本標準商品分類番号 87219 貯 法:室温保存 有効期間:36ヵ月 劇薬、処方箋医薬品 注) 注)注意-医師等の処方箋により使用すること 承 認 番 号 21900AMX00715000 販 売 開 始 1995年8月 蛋白リン酸化酵素阻害剤 ファスジル塩酸塩水和物注射液 ERIL Ⓡ INJECTION 1. 警告 本剤の臨床試験において、頭蓋内出血(脳内出血、硬膜外血腫、 硬膜下血腫、脳室内出血、頭皮下血腫、くも膜下出血)の発 現が認められている。本剤の投与は緊急時に十分対応できる 医療施設において行うこと。また、本剤の投与に際しては、 臨床症状及びコンピューター断層撮影による観察を十分に行 い、出血が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な 処置を行うこと。[2.1、2.2、8.1、11.1.1、17.1.1参照] 2. 禁忌(次の患者には投与しないこと) 2.1 出血している患者(頭蓋内出血)[1.参照] 2.2 頭蓋内出血の可能性のある患者(出血した動脈瘤に対する十 分な止血処置を術中に施すことができなかった患者)[1.参照] 2.3 低血圧の患者[本剤の投与により低血圧があらわれること がある。] 3. 組成・性状 3.1 組成 販 売 名 エリル点滴静注液30mg 有 効 成 分 1アンプル(2mL)中 ファスジル塩酸塩水和物 30.8mg (塩酸ファスジルとして30.0mg) 添 加 剤 等張化剤 3.2 製剤の性状 販 売 名 エリル点滴静注液30mg 性 状 無色澄明の液 剤 形 注射剤 pH 5.7~6.3 浸 透 圧 比 約1 (生理食塩液に対する比) 4. 効能・効果 くも膜下出血術後の脳血管攣縮およびこれに伴う脳虚血症状の 改善 6. 用法・用量 通常、成人には、塩酸ファスジルとして1回30mgを50~100mL の電解質液または糖液で希釈し、1日2~3回、約3 完全なドキュメントを読む