オザグレルNa点滴静注80mg/100mLバッグ「IP」

国: 日本

言語: 日本語

ソース: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan

有効成分:

オザグレルナトリウム

から入手可能:

ネオクリティケア製薬株式会社

INN（国際名）:

Ozagrel sodium

医薬品形態:

注射剤

投与経路:

注射剤

適応症:

トロンボキサンA₂合成酵素を選択的に阻害し、トロンボキサンA₂による血小板凝集と血管攣縮を抑制します。シクロオキシゲナーゼやプロスタサイクリン合成酵素には作用しないが、トロンボキサンA₂合成酵素を選択的に阻害するため、プロスタサイクリンの生成が促進されます。
通常、クモ膜下出血術後の脳血管攣縮およびこれに伴う脳虚血症状、脳血栓症（急性期）に伴う運動障害の改善に用いられます。

製品概要:

英語の製品名 OZAGREL Na I.V. Drip Infusion 80mg/100mL Bag "IP"; シート記載:

情報リーフレット

くすりのしおり
注射剤
2018
年
12
月改訂
薬には効果（ベネフィット）だけでなく副作用（リスク）があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大
限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
製品名:オザグレル NA 点滴静注 80MG/100ML バッグ「IP」
主成分:
オザグレルナトリウム
(Ozagrel sodium)
剤形:
注射剤
シート記載など:
この薬の作用と効果について
トロンボキサン
A
2
合成酵素を選択的に阻害し、トロンボキサン
A
2
による血小板凝集と血管攣縮を抑制し
ます。シクロオキシゲナーゼやプロスタサイクリン合成酵素には作用しないが、トロンボキサン
A
2
合成
酵素を選択的に阻害するため、プロスタサイクリンの生成が促進されます。
通常、クモ膜下出血術後の脳血管攣縮およびこれに伴う脳虚血症状、脳血栓症（急性期）に伴う運動障害
の改善に用いられます。
次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。
・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。出血している（出血性脳
梗塞、硬膜外出血、脳内出血、原発性脳室内出血）、脳塞栓症がある。
・妊娠または授乳中
・他に薬などを使っている（お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中
の一般用医薬品や食品も含めて注意してください）。
用法・用量（この薬の使い方）
・あなたの用法・用量は((　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:
医療担当者記入
))
・クモ膜下出血術後の脳血管攣縮およびこれに伴う脳虚血症状の改善：通常、成人は
24
時間かけて静脈
内に�

製品の特徴

−1−
2．禁忌
（次の患者には投与しないこと）
2．1
出血している患者：出血性脳梗塞、硬膜外出血、脳内
出血又は原発性脳室内出血を合併している患者［出血を
助長する可能性がある。］［8．、9．1．2、11．1．1
参照］
2．2
重篤な意識障害を伴う大梗塞の患者、脳塞栓症の患者
［出血性脳梗塞が発現しやすい。］
2．3 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
3．組成・性状
3．1 組成
販 売 名
オザグレルNa点滴静注80mg/100mLバッグ「IP」
有効成分
1 袋（100mL）中
日局オザグレルナトリウム
80mg
添 加 剤
塩化ナトリウム
900mg
pH調節剤
適量
3．2 製剤の性状
販 売 名
オザグレルNa点滴静注80mg/100mLバッグ「IP」
剤
形
水性注射剤
色
調
無色澄明の液
pH
6.7〜7.7
浸透圧比
0.9〜1.1（生理食塩液に対する比）
4．効能又は効果
○
クモ膜下出血術後の脳血管攣縮およびこれに伴う脳虚血症
状の改善
○脳血栓症（急性期）に伴う運動障害の改善
6．用法及び用量
〈クモ膜下出血術後の脳血管攣縮およびこれに伴う脳虚血症
状の改善〉
通常成人に、オザグレルナトリウムとして 1
日量80mgを24
時間かけて静脈内に持続投与する。投与はクモ膜下出血術
後早期に開始し、2
週間持続投与することが望ましい。なお、
年齢、症状により適宜増減する。
〈脳血栓症（急性期）に伴う運動障害の改善〉
通常成人に、オザグレルナトリウムとして 1
回量80mgを 2
時間かけて 1 日朝夕 2 回の持続静注を約 2
週間行う。なお、
年齢、症状により適宜増減する。
8．重要な基本的注意
本剤の投与により出血性脳梗塞、硬膜外出血、脳内出血を助
長する可能性があるので、救急処置のとれる準備を行い投与
すること。また、臨床症状及びコンピュー