国: 日本
言語: 日本語
ソース: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan
シクロスポリン
ノバルティス ファーマ株式会社
Ciclosporin
注射剤
注射剤
リンパ球に特異的・可逆的な免疫抑制作用を示し、主にヘルパーT細胞の活性化を抑え、異常な免疫反応を抑えます。
通常、臓器移植(腎臓・肝臓・心臓・肺・膵臓・小腸)後の拒絶反応、骨髄移植後の拒絶反応や移植片対宿主病を抑制するために使用されます。
英語の製品名 Sandimmun for i.v. infusion 250mg; シート記載:
くすりのしおり 注射剤 2022 年 12 月改訂 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大 限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 製品名:サンディミュン点滴静注用 250MG 主成分: シクロスポリン (Ciclosporin) 剤形: 注射剤 シート記載など: この薬の作用と効果について リンパ球に特異的・可逆的な免疫抑制作用を示し、主にヘルパー T 細胞の活性化を抑え、異常な免疫反応 を抑えます。 通常、臓器移植(腎臓・肝臓・心臓・肺・膵臓・小腸)後の拒絶反応、骨髄移植後の拒絶反応や移植片対 宿主病を抑制するために使用されます。 次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。腎障害、肝障害、感染 症、悪性腫瘍またはその既往歴がある。 ・妊娠または授乳中 ・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中 の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。 用法・用量(この薬の使い方) ・あなたの用法・用量は(( : 医療担当者記入 )) ・通常、点滴で静脈内に注射します。 ・症状を見ながら、注射の期間を決めていきます。カプセルや内用液が服用できるようになったら、徐々 に切り換えることがあります。 生活上の注意 ・免疫が抑えられて感染しやすくなるおそれがありますので、手洗いやうがい、歯みがきをして常に清 潔な状態を維持するよ 完全なドキュメントを読む
- 1 - 1. 警告 1.1 臓器移植における本剤の投与は、免疫抑制療法及び移 植患者の管理に精通している医師又はその指導のもとで 行うこと。 2. 禁忌(次の患者には投与しないこと) 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 2.2 タクロリムス(外用剤を除く)、ピタバスタチン、ロス バスタチン、ボセンタン、アリスキレン、アスナプレビ ル、バニプレビル、グラゾプレビル、ペマフィブラート を投与中の患者[10.1参照] 2.3 肝臓又は腎臓に障害のある患者で、コルヒチンを服用 中の患者[9.2、9.3、10.2参照] 2.4 生ワクチンを接種しないこと[10.1参照] 3. 組成・性状 3.1 組成 販売名 サンディミュン点滴静注用250mg 有効成分 1アンプル(5mL)中シクロスポリン(日局)250mg 添加剤 ポリオキシエチレンヒマシ油(商品名:クレモホール Ⓡ EL) 3.25g及びエタノール適量を含有する。 3.2 製剤の性状 販売名 サンディミュン点滴静注用250mg 性状 淡黄色の粘性の液 pH 4.5~7.0 注) 浸透圧比 約1(生理食塩液対比) 注) 注)本剤を日局生理食塩液に溶解したとき[0.5mg/mL]のpH及び浸透圧比。 4. 効能又は効果 ○下記の臓器移植における拒絶反応の抑制 腎移植、肝移植、心移植、肺移植、膵移植、小腸移植 ○骨髄移植における拒絶反応及び移植片対宿主病の抑制 6. 用法及び用量 本剤は日局生理食塩液又は日局ブドウ糖注射液で100倍に希 釈して点滴静注する。 〈腎移植、骨髄移植、心移植、肺移植、膵移植〉 通常、移植1日前からシクロスポリンとして1日量3~5mg/ kgを投与する。内服可能となった後はできるだけ速やかに 経口投与に切り換える。 〈肝移植、小腸移植〉 通常、移植1日前からシクロスポリンとして1日量4~ 完全なドキュメントを読む