国: 日本
言語: 日本語
ソース: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan
健康なウシ肺抽出物
田辺三菱製薬株式会社
Beractant
注射剤
注射剤
肺の中で呼吸を助ける物質(肺サーファクタント)を補い、新生児の呼吸困難を改善します。
通常、呼吸窮迫症候群の治療に用いられます。
英語の製品名 SURFACTEN 120mg; シート記載:
くすりのしおり 注射剤 2014 年 02 月改訂 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大 限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 製品名:サーファクテン気管注入用 120MG 主成分: 健康なウシ肺抽出物 (Beractant) 剤形: 注射剤 シート記載など: この薬の作用と効果について 肺の中で呼吸を助ける物質(肺サーファクタント)を補い、新生児の呼吸困難を改善します。 通常、呼吸窮迫症候群の治療に用いられます。 次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。 ・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中 の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。 用法・用量(この薬の使い方) ・あなたの用法・用量は(( : 医療担当者記入 )) ・通常、 4 ~ 5 回に分けて気管内に注入します。 ・症状をみながら使用期間を決めていきます。 生活上の注意 この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用) 該当する記載事項はありません。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 該当する記載事項はありません。 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師また 完全なドキュメントを読む
1 3. 組成・性状 3.1 組成 有効成分 (1瓶中) ウシ肺抽出物 120MG 一定比率のリン脂質、遊離脂肪酸、トリグリセラ イドを有する 3.2 製剤の性状 性状・剤形 白色~微黄色の結晶性の塊又は粉末 無菌製剤である 4. 効能又は効果 呼吸窮迫症候群 6. 用法及び用量 生理食塩液(120MG/4ML)によく懸濁して、120MG/KGを 気管内に注入する。全肺野に液をゆきわたらせるため、 4~5回に分け、1回ごとに体位変換する。1回ごとの注入 にあたって、100%酸素でバギングしながら、経皮酸素 分圧をモニターし、80MMHG以上にあることを確認する。 初回投与の時期は、生後8時間以内が望ましい。 追加投与は、患者の症状に応じて決定する。用量は60~ 120MG/KGとする。 7. 用法及び用量に関連する注意 7.1 追加投与は、吸入酸素濃度を0.4以下、あるいは平均 気道内圧を7CMH 2 O以下に下げられず、かつ胸部X線像 にて網状顆粒状陰影が認められる場合とすること。な お、原則として追加投与は1回とする。 8. 重要な基本的注意 8.1 投与に際し、患者の循環動態、心機能を正しく評価 し、それらの適切な治療を行うこと。 8.2 投与直後の換気条件の設定では、吸気時間を長く(0.7~ 1.0秒)、換気回数を低く(30~40回/分)、ある程度の圧(最 大吸気圧20CMH 2 O:呼吸終末圧5CMH 2 O)は必要であること。 8.3 投与後、動脈血酸素分圧が改善された場合は、換気条 件の前進はまず吸入酸素濃度を下げてから、圧設定、吸 気時間、換気回数を調節すること。 8.4 呼吸窮迫症候群には生後早期より動脈管を介する左右 短絡が存在することが知られており、回復期には短絡量 が増加して肺うっ血、心不全をもたらす可能性が高く、 本剤の効果を減弱させることがあ 完全なドキュメントを読む