国: 日本
言語: 日本語
ソース: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan
インコボツリヌストキシンA
帝人ファーマ株式会社
IncobotulinumtoxinA
注射剤
注射剤
神経の末端で神経伝達を阻害することにより、筋肉を弛緩させる作用があります。
通常、成人の上肢痙縮および下肢痙縮の治療に用いられます。
英語の製品名 XEOMIN 100 units for Intramuscular injection; シート記載:
くすりのしおり 注射剤 2023 年 12 月改訂 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大 限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 製品名:ゼオマイン筋注用 100 単位 主成分: インコボツリヌストキシン A(IncobotulinumtoxinA) 剤形: 注射剤 シート記載など: この薬の作用と効果について 神経の末端で神経伝達を阻害することにより、筋肉を弛緩させる作用があります。 通常、成人の上肢痙縮および下肢痙縮の治療に用いられます。 次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。全身性の筋肉の脱力など の病気(重症筋無力症、ランバート・イートン症候群など)、または筋萎縮性側索硬化症( ALS )があ る。ボツリヌス毒素製剤を使用して 12 週以内である。 ・妊娠または授乳中 ・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中 の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。 用法・用量(この薬の使い方) ・あなたの用法・用量は(( : 医療担当者記入 )) ・通常、筋肉に直接注射します。効果は、 12 ~ 16 週間程度持続します。効果が無くなってきた時にはあ らためて注射します。 生活上の注意 ・この薬で治療を受ける患者さんや家族の方は、治療について十分理解できるまで説明を受けてくださ い。 ・この薬を注射したことにより、注射した部位以外の 完全なドキュメントを読む
1. 警告 本剤は、ボツリヌス菌によって産生されるA型ボツ リヌス毒素製剤であり、有効成分としてインコボツ リヌストキシンAを含有している。A型ボツリヌス毒 素を緊張筋以外の部位に投与すると、一時的に周辺 筋肉群の筋力低下等が発現することがあるため、本 剤の投与は、講習を受けた医師で、本剤の安全性及 び有効性を十分理解し、高度な解剖学的知識、筋電図、 超音波検査、又はスティミュレーター等の測定技術 及び本剤の施注手技に関する十分な知識・経験のあ る医師が行うこと。また、本剤の使用上の注意を熟 読した上で、用法及び用量を厳守し、上肢痙縮及び 下肢痙縮以外には使用しないこと。 2. 禁忌(次の患者には投与しないこと) 2.1 全身性の神経筋接合部の障害をもつ患者(重症筋無 力症、ランバート・イートン症候群等)又は筋萎縮 性側索硬化症患者[本剤は筋弛緩作用を有するため、 病態を悪化させる可能性がある。] 2.2 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 3. 組成・性状 3.1 組成 販売名 ゼオマイン 筋注用50単位 ゼオマイン 筋注用100単位 ゼオマイン 筋注用200単位 有効成分 インコボツリヌストキシンA 注1) 含有量 (1バイアル中) 50単位 注2) 100単位 注2) 200単位 注2) 添加剤 精製白糖4.7mg、人血清アルブミン1.0mg 注1) A型ボツリヌス菌によって産生される。製造工程の培地成 分としてブタ由来成分(ペプトン)を使用している。 注2)1単位はマウス腹腔内投与LD 50 値 3.2 製剤の性状 販売名 ゼオマイン 筋注用50単位 ゼオマイン 筋注用100単位 ゼオマイン 筋注用200単位 性状 白色の凍結乾燥製剤で、生理食塩液に溶解し たとき、無色澄明の液となる 剤形 注射剤 pH 本剤を 完全なドキュメントを読む