国: 日本
言語: 日本語
ソース: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan
タクロリムス水和物
ニプロ株式会社
Tacrolimus hydrate
淡黄色のカプセル剤、長径11.0mm、短径4.8mm
内服剤
免疫に関わるT細胞の活性化を抑えて、異常な免疫反応を抑えます。
通常、重症筋無力症、関節リウマチ、ループス腎炎、難治性の活動期潰瘍性大腸炎(中等症〜重症)の治療に用いられます。
英語の製品名 TACROLIMUS CAPSULES 0.5mg "NIPRO" [for autoimmune disease]; シート記載: (表)タクロリムス0.5mg「ニプロ」、タクロリムス、0.5mg、(裏)TACROLIMUS0.5mg「NIPRO」、タクロリムス、0.5mg、免疫抑制剤
くすりのしおり 内服剤 2017 年 04 月改訂 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大 限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 製品名:タクロリムスカプセル 0.5MG「ニプロ」[自己免疫疾患用 剤] 主成分: タクロリムス水和物 (Tacrolimus hydrate) 剤形: 淡黄色のカプセル剤、長径 11.0mm 、短径 4.8mm シート記載など: (表)タクロリムス 0.5mg 「ニプロ」、タクロリム ス、 0.5mg 、(裏) TACROLIMUS0.5mg 「 NIPRO 」、タクロリ ムス、 0.5mg 、免疫抑制剤 この薬の作用と効果について 免疫に関わる T 細胞の活性化を抑えて、異常な免疫反応を抑えます。 通常、重症筋無力症、関節リウマチ、ループス腎炎、難治性の活動期潰瘍性大腸炎(中等症~重症)の治 療に用いられます。 次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。関節リウマチに間質性肺 炎を合併、肝障害、腎障害、感染症がある。 ・妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中 ・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中 の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。 用法・用量(この薬の使い方) ・あなたの用法・用量は(( : 医療担当者記入 )) ・重症筋無力症、ループス腎炎:通常、成人は 1 回 6 カプセル(タクロリムスとして 3mg )を 1 日 1 回、夕食後に服用します。 関節リウマチ:通常、 完全なドキュメントを読む
− 1 − 1. 警告 〈効能共通〉 1.1 本剤の投与において、重篤な副作用(腎不全、心不 全、感染症、全身痙攣、意識障害、脳梗塞、血栓性 微小血管障害、汎血球減少症等)により、致死的な 経過をたどることがあるので、緊急時に十分に措置 できる医療施設及び本剤についての十分な知識と経 験を有する医師が使用すること。 1.2 顆粒とカプセルの生物学的同等性は検証されていな いので、切り換え及び併用に際しては、血中濃度を 測定することにより製剤による吸収の変動がないこ とを確認すること。[16.1.8 参照] 〈臓器移植〉 1.3 本剤の投与は、免疫抑制療法及び移植患者の管理に 精通している医師又はその指導のもとで行うこと。 〈関節リウマチ〉 1.4 関節リウマチ治療に精通している医師のみが使用す るとともに、患者に対して本剤の危険性や本剤の投 与が長期にわたることなどを予め十分説明し、患者 が理解したことを確認した上で投与すること。ま た、何らかの異常が認められた場合には、服用を中 止するとともに、直ちに医師に連絡し、指示を仰ぐ よう注意を与えること。 〈ループス腎炎〉 1.5 本剤の投与は、ループス腎炎の治療に十分精通して いる医師のもとで行うこと。 〈多発性筋炎・皮膚筋炎に合併する間質性肺炎〉 1.6 本剤の投与は、多発性筋炎・皮膚筋炎に合併する間 質性肺炎の治療法に十分精通している医師のもとで 行うこと。 2. 禁忌(次の患者には投与しないこと) 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 2.2 シクロスポリン又はボセンタン投与中の患者[10.1 参照] 2.3 カリウム保持性利尿剤投与中の患者[8.2、10.1 参照] 2.4 生ワクチンを接種しないこと[10.1 参照] 完全なドキュメントを読む