国: 日本
言語: 日本語
ソース: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan
ガンシクロビル
田辺三菱製薬株式会社
Ganciclovir
注射剤
注射剤
サイトメガロウイルスのDNAの複製を阻害することにより、抗ウイルス作用を示します。
通常、後天性免疫不全症候群、臓器移植(造血幹細胞移植も含む)、悪性腫瘍におけるサイトメガロウイルス感染症の治療に用いられます。
英語の製品名 DENOSINE 500mg for I.V. Infusion; シート記載:
くすりのしおり 注射剤 2014 年 04 月作成 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大 限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 製品名:デノシン点滴静注用 500MG 主成分: ガンシクロビル (Ganciclovir) 剤形: 注射剤 シート記載など: この薬の作用と効果について サイトメガロウイルスの DNA の複製を阻害することにより、抗ウイルス作用を示します。 通常、後天性免疫不全症候群、臓器移植(造血幹細胞移植も含む)、悪性腫瘍におけるサイトメガロウイ ルス感染症の治療に用いられます。 次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。骨髄抑制がある。 ・妊娠中、妊娠している可能性がある、授乳中 ・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中 の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。 用法・用量(この薬の使い方) ・あなたの用法・用量は(( : 医療担当者記入 )) ・初期治療:通常、 1 日 2 回、点滴で静脈内に注射します。 維持治療:通常、週に 5 回または週に 7 日、点滴で静脈内に注射します。症状をみながら注射の期間を 決めていきます。 生活上の注意 ・痙攣、鎮静、めまい、運動失調、錯乱が起こることがありますので、車の運転や危険を伴う機械の操作 などは避けてください。 ・動物実験で、催奇形性(胎児に奇形を生じる可 完全なドキュメントを読む
- 1 - 警告 本剤の投与により、重篤な白血球減少、好中球減少、貧 血、血小板減少、汎血球減少、再生不良性貧血及び骨髄 抑制があらわれるので、頻回に血液学的検査を行うなど、 患者の状態を十分に観察し、慎重に投与すること。[7.3、 8.2、9.1.1、9.1.2、11.1.1、11.1.2 参照] 動物実験において一時的又は不可逆的な精子形成機能障 害を起こすこと及び妊孕性低下が報告されていること、 また、ヒトにおいて精子形成機能障害を起こすおそれが あることを患者に説明し慎重に投与すること。[15.1、 15.2.3 参照] 動物実験において、催奇形性、遺伝毒性及び発がん性の あることが報告されていることを患者に説明し慎重に投 与すること。[9.4.1、9.4.2、9.5-9.7、15.2.1、15.2.2 参 照] 禁忌(次の患者には投与しないこと) 好中球数500/mm 3 未満又は血小板数25,000/mm 3 未満等、 著しい骨髄抑制が認められる患者[本剤の投与により重 篤な好中球減少及び血小板減少が認められている。] [7.3、8.2、11.1.1、11.1.2 参照] ガンシクロビル、バルガンシクロビル又は本剤の成分、 ガンシクロビル、バルガンシクロビルと化学構造が類似 する化合物(アシクロビル、バラシクロビル等)に対す る過敏症の既往歴のある患者 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5 参照] 組成・性状 組成 有効成分 (1バイアル中) ガンシクロビル 500mg 添加剤 (1バイアル中) pH調整剤 適量 製剤の性状 製剤の外観 白色~淡黄白色の乾燥固体又は粉末 本剤1バイアルを注射用水10mLに溶かした液の性状 pH 10.8~11.4 効能又は効果 下記におけるサイトメガロウイルス感染症 後天性免疫不全症候群 臓器移植(造血幹細胞移植も含む) 悪性腫瘍 効能 完全なドキュメントを読む