国: 日本
言語: 日本語
ソース: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan
ナファレリン酢酸塩水和物
ファイザー株式会社
Nafarelin acetate hydrate
無色澄明の点鼻用液剤、(八角形容器)ピンク色
外用剤
下垂体のGnRH受容体を減少させることにより、卵巣機能を抑制します。
通常、子宮内膜症の治療、子宮筋腫の縮小や子宮筋腫に基づく過多月経・下腹痛・腰痛・貧血の改善、生殖補助医療における早発排卵の防止に用いられます。ただし、子宮筋腫の場合は、症状の原因そのものを治すものではありません。
英語の製品名 Nasanyl Nasal Spray 0.2%; シート記載: Gn-RH誘導体製剤、ナサニール点鼻液0.2%
くすりのしおり 外用剤 2022 年 09 月改訂 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大 限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 製品名 : ナサニール点鼻液 0.2 % 主成分 : ナファレリン酢酸塩水和物 (Nafarelin acetate hydrate) 剤形 : 無色澄明の点鼻用液剤、(八角形容器)ピンク色 シート記載など :Gn-RH 誘導体製剤、ナサニール点鼻液 0.2 % この薬の作用と効果について 下垂体の GnRH 受容体を減少させることにより、卵巣機能を抑制します。 通常、子宮内膜症の治療、子宮筋腫の縮小や子宮筋腫に基づく過多月経・下腹痛・腰痛・貧血の改善、生 殖補助医療における早発排卵の防止に用いられます。ただし、子宮筋腫の場合は、症状の原因そのものを 治すものではありません。 次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。診断のつかない異常性器 出血がある。粘膜下筋腫がある。 ・妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中 ・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中 の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。 用法・用量(この薬の使い方) ・あなたの用法・用量は (( : 医療担当者記入 )) ・子宮内膜症、子宮筋腫の縮小および子宮筋腫に基づく過多月経、下腹痛、腰痛、貧血の改善:通常、成 人は 1 回あたり片側の鼻腔に 1 噴霧(ナフ 完全なドキュメントを読む
1 2. 禁忌(次の患者には投与しないこと) 2.1 診断のつかない異常性器出血のある患者[異常性器出血の原 因疾患を悪化させるおそれがある。] 2.2 妊婦又は妊娠している可能性のある患者[7.1、9.5参照] 2.3 授乳期の患者[9.6参照] 2.4 本剤の成分又は他のGn-RH誘導体に対して過敏症の既往歴の ある患者 3. 組成・性状 3.1 組成 販 売 名 ナサニール点鼻液0.2% 容 量 1瓶中 5mL 有 効 成 分 ナファレリン酢酸塩水和物(ナファレリンとして10mg) 添 加 剤 D-ソルビトール 氷酢酸 ベンザルコニウム塩化物 pH調節剤 3.2 製剤の性状 性状 無色澄明の点鼻液 pH 4.7~5.7 4. 効能又は効果 ○子宮内膜症 ○子宮筋腫の縮小及び子宮筋腫に基づく下記諸症状の改善 過多月経、下腹痛、腰痛、貧血 ○生殖補助医療における早発排卵の防止 5. 効能又は効果に関連する注意 〈子宮筋腫の縮小及び子宮筋腫に基づく過多月経、下腹痛、腰痛、貧 血の改善〉 5.1 本剤による子宮筋腫に対する治療は根治療法ではないことに留意 し、手術が適応となる患者の手術までの保存療法並びに閉経前の保 存療法としての適用を原則とすること。なお、下腹痛、腰痛に対す る効果は、投与初期には認められないので、その間は、適当な対症 療法を考慮すること。 〈生殖補助医療における早発排卵の防止〉 5.2 本剤の投与にあたっては、患者及びパートナーの検査を十分に行 い、本剤の投与の適否を判断すること。特に、甲状腺機能低下、副 腎機能低下、高プロラクチン血症及び下垂体又は視床下部腫瘍等が 認められた場合、当該疾患の治療を優先すること。 6. 用法及び用量 〈子宮内膜症、子宮筋腫の縮小及び子宮筋腫に基づく過多月経、下腹痛、 腰痛、貧 完全なドキュメントを読む