国: 日本
言語: 日本語
ソース: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan
乾燥濃縮人血液凝固第XIII因子
CSLベーリング株式会社
Lyophilized Human Blood Coagulation Factor XIII Concentrate
注射剤
注射剤
血液が固まるのを助ける働きのあるタンパク質(血液凝固第XIII因子)を補うことにより、血が止まりにくくなったり、傷が治りにくくなっている状態を改善します。
通常、先天性および後天性血液凝固第XIII因子欠乏による出血傾向、血液凝固第XIII因子低下に伴う縫合不全および瘻孔、IgA血管炎における腹部症状、関節症状の改善に用いられます。
英語の製品名 ; シート記載:
くすりのしおり 注射剤 2022 年 04 月改訂 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大 限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 製品名 : フィブロガミン P 静注用 主成分 : 乾燥濃縮人血液凝固第 XIII 因子 (Lyophilized Human Blood Coagulation Factor XIII Concentrate) 剤形 : 注射剤 シート記載など : この薬の作用と効果について 血液が固まるのを助ける働きのあるタンパク質(血液凝固第 XIII 因子)を補うことにより、血が止まりに くくなったり、傷が治りにくくなっている状態を改善します。 通常、先天性および後天性血液凝固第 XIII 因子欠乏による出血傾向、血液凝固第 XIII 因子低下に伴う縫合 不全および瘻孔、 IgA 血管炎における腹部症状、関節症状の改善に用いられます。 次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。貧血、免疫不全・免疫抑 制状態がある。 ・妊娠または授乳中 ・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中 の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。 用法・用量(この薬の使い方) ・あなたの用法・用量は (( : 医療担当者記入 )) ・先天性および後天性血液凝固第 XIII 因子欠乏による出血傾向 :通常、ゆっくり静脈内に注射します。一 定期間使用したあとで、症状を見ながら使用期間を決めていきます。 血液凝固第 XIII 因子低 完全なドキュメントを読む
−1− 2.禁忌 (次の患者には投与しないこと) 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 3.組成・性状 3.1 組成 成分 1 バイアル中の 分量 備考 有効 成分 ヒト血漿由来の血 液凝固第XIII因子 240国際単位以上 ヒト血液由来成分 採血国: 米国、ドイツ、 オーストリア 採血の区分 注) :非献血 添加剤 人血清アルブミン 0.8w/v% ブドウ糖水和物 0.55w/v% 塩化ナトリウム 0.85w/v% 添付溶解液(日局注射用水) 4 mL 注)「献血又は非献血の区別の考え方」参照 3.2 製剤の性状 性状 本剤は白色ないし淡黄色の粉末であり、添付の溶解液(日 局注射用水 4 mL)全量で徐々に溶解した場合、無色ない し淡黄色のほとんど澄明な液剤となる。 pH 6.5〜7.5 浸透圧比 約 1 (生理食塩液に対する比) 4.効能又は効果 ○ 先天性及び後天性血液凝固第XIII因子欠乏による出 血傾向 ○ 血液凝固第XIII因子低下に伴う縫合不全及び瘻孔 ○ IgA血管炎における下記症状の改善 腹部症状、関節症状 5.効能又は効果に関連する注意 〈IgA血管炎〉 5.1 以下の点に留意すること。 5.1.1 腹部症状もしくは関節症状を呈している患者 に投与すること(本剤は、腹部症状、関節症状以 外の症状に対して効果は確認されていない)。 5.1.2 原則として入院を必要とする比較的症状の重 い患者 6.用法及び用量 〈効能共通〉 本品を添付の日局注射用水に溶解する。 〈先天性及び後天性血液凝固第XIII因子欠乏による出 血傾向〉 1 日量 4 〜20mLを緩徐に静脈内投与する。 なお、年齢、症状などにより適宜増減する。 〈血液凝固第XIII因子低下に伴う縫合不全及び瘻孔〉 通常、成人に対して 1 日量12〜24mLを緩徐に静脈内 投与する。 ただし、本剤は急性炎症、 完全なドキュメントを読む