国: 日本
言語: 日本語
ソース: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan
ポリエチレングリコール処理抗HBs人免疫グロブリン
一般社団法人 日本血液製剤機構
Polyethylene glycol treated human anti-HBs immunoglobulin
注射剤
注射剤
血中に入ったB型肝炎ウイルスを中和します。
通常、汚染事故後のB型肝炎の発症を予防したり、肝移植後のB型肝炎の再発・発症を抑制します。
英語の製品名 ; シート記載:
くすりのしおり 注射剤 2013 年 06 月作成 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大 限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 製品名 : ヘブスブリン IH 静注 1000 単位 主成分 : ポリエチレングリコール処理抗 HBs 人免疫グロブリン (Polyethylene glycol treated human anti-HBs immunoglobulin) 剤形 : 注射剤 シート記載など : この薬の作用と効果について 血中に入った B 型肝炎ウイルスを中和します。 通常、汚染事故後の B 型肝炎の発症を予防したり、肝移植後の B 型肝炎の再発・発症を抑制します。 次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。人免疫グロブリン製剤を 使用した後でショックを起こしたことがある。 HBs 抗原陽性者(肝移植を行った患者を除く)、 IgA 欠 損症、腎障害、溶血性・失血性貧血、免疫不全・免疫抑制状態がある。 ・妊娠または授乳中 ・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中 の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。 用法・用量(この薬の使い方) ・あなたの用法・用量は (( : 医療担当者記入 )) ・通常、静脈内に注射、または点滴で静脈内に注射します。 ・使用期間については、担当の医師にお聞きください。 生活上の注意 この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用) 副作用として、発疹、かゆみ、顔面 完全なドキュメントを読む
1 2.禁忌 (次の患者には投与しないこと) 2.1 本剤の成分に対しショックの既往歴のある患者 2.2 HBs抗原陽性者(肝移植施行患者を除く。) 3.組成・性状 3.1 組成 有効成分 〔 1 瓶( 5 mL)中〕 抗HBs抗体 1,000国際単位 添加剤 〔 1 瓶( 5 mL)中〕 D-ソルビトール 250mg 水酸化ナトリウム 適量 塩酸 適量 備考 抗HBs抗体は、ヒト血液に由来する。 (採血国:米国、採血の区別:非献血) 3.2 製剤の性状 性状 本剤は 1 mL中に抗HBs抗体200国際単位を含有 する無色ないし淡黄色の澄明な液剤である。 pH 5.0〜6.0 浸透圧比 0.8〜1.2(生理食塩液に対する比) 4.効能又は効果 ○ HBs抗原陽性血液の汚染事故後のB型肝炎発症予防 ○ HBs抗原陽性のレシピエントにおける肝移植後のB型肝炎 再発抑制 ○ HBc抗体陽性ドナーからの肝移植後のレシピエントにおけ るB型肝炎発症抑制 6.用法及び用量 〈効能共通〉 本剤は直接静注するか、又は日本薬局方生理食塩液など中性 に近い補液に混じて点滴静注する。直接静注する場合は、き わめて徐々に行うこと。 〈HBs抗原陽性血液の汚染事故後のB型肝炎発症予防〉 通常、成人に対して、 1 回1,000〜2,000国際単位( 5 〜10mL) を使用する。 小児には 1 回32〜48国際単位(0.16〜0.24mL)/kg体重を使用 する。 投与の時期は事故発生後 7 日以内とする。なお、48時間以内 が望ましい。 〈 HBs抗原陽性のレシピエントにおける肝移植後のB型肝炎再 発抑制〉 通常、成人には、無肝期に5,000〜10,000国際単位(25〜50mL)、 術後初期に 1 日当たり2,000〜10,000国際単位(10〜50mL)を 投与する。小児には、無肝期に100〜200国際単位(0.5〜 1 mL)/kg 体重、術後初期に 1 日当たり40〜200国際単位(0.2〜 1 mL)/kg 体重を投与 完全なドキュメントを読む