国: 日本
言語: 日本語
ソース: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan
ブスルファン
大原薬品工業株式会社
Busulfan
白色〜帯黄白色の散剤
内服剤
細胞の増殖に必要なDNA合成を阻害し、異常細胞の過剰な増加を抑えます。
通常、慢性骨髄性白血病、真性多血症の自覚的・他覚的症状の緩解に用いられます。
英語の製品名 MABLIN POWDER 1%; シート記載:
くすりのしおり 内服剤 2009 年 09 月作成 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大 限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 製品名 : マブリン散 1 % 主成分 : ブスルファン (Busulfan) 剤形 : 白色~帯黄白色の散剤 シート記載など : この薬の作用と効果について 細胞の増殖に必要な DNA 合成を阻害し、異常細胞の過剰な増加を抑えます。 通常、慢性骨髄性白血病、真性多血症の自覚的・他覚的症状の緩解に用いられます。 次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝障害、腎障害、骨髄抑 制、感染症の合併、肺障害、水痘(水ぼうそう)がある。 ・妊娠または授乳中 ・他に薬を使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、大衆薬も含めて 他に使用中の医薬品に注意してください)。 用法・用量(この薬の使い方) ・あなたの用法・用量は (( : 医療担当者記入 )) ・慢性骨髄性白血病:( 1 法)通常、成人は 1 日 0.4 ~ 0.6g (主成分として 4 ~ 6mg )を服用し、白血球 が基準値( 15,000/mm 3 )前後まで減少すれば 1 日 0.2g ( 2mg )またはそれ以下に減量されます。( 2 法)通常、成人は 1 日 0.2g (主成分として 2mg )またはそれ以下を服用し、白血球が基準値 ( 15,000/mm 3 )前後まで減少するまで服用します。( 1 法、 2 法とも)維持療法として週 1 回または 2 週に 1 回 1 日 0 完全なドキュメントを読む
−1− 2.禁忌 (次の患者には投与しないこと) 本剤の成分に対し重篤な過敏症の既往歴のある患者 3.組成・性状 3.1 組成 販売名 マブリン散1% 有効成分 1 g中日局ブスルファン10mgを含有 添加剤 乳糖水和物、バレイショデンプン、ポリビニルアルコール (部分けん化物) 3.2 製剤の性状 販売名 マブリン散1% 色・剤形 白色〜帯黄白色・散剤 性状 白色〜帯黄白色の粉末 4.効能又は効果 下記疾患の自覚的並びに他覚的症状の緩解 慢性骨髄性白血病 真性多血症 6.用法及び用量 〈慢性骨髄性白血病〉 投与法1. ブスルファンとして、通常成人初期 1 日 4 〜 6 mgを脾臓の縮小 をみながら経口投与し、白血球数が15,000/mm 3 前後に減少すれ ば 1 日 2 mg又はそれ以下に減量する。維持療法としては、週 1 回又は 2 週に 1 回 1 日 2 mgを経口投与する。 投与法2. ブスルファンとして、通常成人最初から 1 日 2 mg又はそれ以下 を経口投与し、白血球数並びに脾臓の縮小をみながら白血球数 が15,000/mm 3 前後になるまで投与する。維持療法としては、週 1 回又は 2 週に 1 回 1 日 2 mgを経口投与する。 なお、いずれの方法でも、年齢、症状により適宜増減する。 〈真性多血症〉 ブスルファンとして、通常成人には 1 日 2 〜 4 mgから経口投与 し、血液所見をみながら 1 日 6 mgまで漸増する。 緩解後は減量維持する。 なお、血液所見、年齢、症状等により適宜増減する。 8.重要な基本的注意 8.1 骨髄抑制、肺線維症等の重篤な副作用が起こることがあるの で、頻回に臨床検査(血液検査、肝機能・腎機能検査等)を行 うなど、患者の状態を十分に観察すること。また、使用が長期 間にわたると副作用が強くあらわれ、遷延性に推移するこ 完全なドキュメントを読む