国: 日本
言語: 日本語
ソース: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan
ベラパミル塩酸塩
エーザイ株式会社
Verapamil hydrochloride
注射剤
注射剤
細胞外液のカルシウムイオンが細胞内に流入することを阻止するカルシウム拮抗作用により、心臓の興奮伝導を遅らせ、乱れた脈拍(頻脈性の不整脈)を整えます。
通常、頻脈性不整脈(発作性上室性頻拍、発作性心房細動、発作性心房粗動)の治療に用いられます。
英語の製品名 Vasolan for Intravenous Injection 5mg; シート記載:
くすりのしおり 注射剤 2011 年 05 月改訂 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大 限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 製品名 : ワソラン静注 5MG 主成分 : ベラパミル塩酸塩 (Verapamil hydrochloride) 剤形 : 注射剤 シート記載など : この薬の作用と効果について 細胞外液のカルシウムイオンが細胞内に流入することを阻止するカルシウム拮抗作用により、心臓の興奮 伝導を遅らせ、乱れた脈拍(頻脈性の不整脈)を整えます。 通常、頻脈性不整脈(発作性上室性頻拍、発作性心房細動、発作性心房粗動)の治療に用いられます。 次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。低血圧、心原性ショッ ク、徐脈、洞房ブロック、房室ブロック、うっ血性心不全、急性心筋梗塞、心筋症がある。 ・妊娠または授乳中 ・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中 の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。 用法・用量(この薬の使い方) ・あなたの用法・用量は (( : 医療担当者記入 )) ・通常、成人および小児は静脈内に注射します。 ・不整脈がでた際に使用します。 生活上の注意 この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用) 主な副作用として、血圧低下、頻脈、吐き気、嘔吐、胸痛などが報告されています。このような症状に気 完全なドキュメントを読む
- 1 - 2022年 2 月改訂(第 1 版) 日本標準商品分類番号 8 7 2 1 2 9 承認番号 21900AMX00095000 販売開始 1985年 12月 貯 法: 室温保存 有効期間: 3年 劇薬、処方箋医薬品 注) 注)注意―医師等の処方箋により使用すること CA ++ 拮抗性不整脈治療剤 日本薬局方 ベラパミル塩酸塩注射液 1. 警告 1.1 小児等に本剤を使用する場合、小児等の不整脈治療に熟練 した医師が監督すること。基礎心疾患のある場合は、有益 性がリスクを上回ると判断される場合にのみ投与すること。 1.2 新生児及び乳児に使用する際には、生命に危険があり、他 の治療で効果がない場合にのみ投与すること。[9.7 参照] 2. 禁忌(次の患者には投与しないこと) 2.1 重篤な低血圧あるいは心原性ショックのある患者 [本剤は陰性変力作用ならびに血管拡張作用を有し、血圧を 更に低下させることがある。] 2.2 高度の徐脈、洞房ブロック、房室ブロック(第Ⅱ、Ⅲ度) のある患者 [本剤は房室結節、洞結節を抑制する作用を有し、刺激伝導 を更に悪化させることがある。] 2.3 重篤なうっ血性心不全のある患者 [本剤は陰性変力作用を有し、心不全症状を更に悪化させる ことがある。] 2.4 急性心筋梗塞のある患者 [本剤は陰性変力作用を有し、急性心筋梗塞時の心機能を更 に悪化させることがある。] 2.5 重篤な心筋症のある患者 [本剤は陰性変力作用を有し、心機能を更に悪化させること がある。] 2.6 静注用β-遮断剤を投与中の患者[10.1参照] 2.7 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 3. 組成・性状 3.1 組成 販売名 ワソラン静注5mg 有効成分 ベラパミル塩酸塩 5mg (1管(2mL)中の分量) 添加 完全なドキュメントを読む