国: 日本
言語: 日本語
ソース: すりの適正使用協議会 RAD-AR Council, Japan
テイコプラニン
サノフィ株式会社
Teicoplanin
注射剤
注射剤
細菌の細胞壁の合成阻害により抗菌作用を示します。
通常、MRSAによる敗血症、深在性皮膚感染症、慢性膿皮症、外傷・熱傷および手術創などの二次感染、肺炎、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染の治療に用いられます。
英語の製品名 ; シート記載:
くすりのしおり 注射剤 2022 年 12 月作成 薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大 限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 製品名:注射用タゴシッド 200MG 主成分: テイコプラニン (Teicoplanin) 剤形: 注射剤 シート記載など: この薬の作用と効果について 細菌の細胞壁の合成阻害により抗菌作用を示します。 通常、 MRSA による敗血症、深在性皮膚感染症、慢性膿皮症、外傷・熱傷および手術創などの二次感染、 肺炎、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染の治療に用いられます。 次のような方は注意が必要な場合があります。必ず担当の医師や薬剤師に伝えてください。 ・以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。アミノグリコシド系抗生 物質、グリコペプチド系抗生物質またはバンコマイシン類による難聴またはその他の難聴のある人 ・妊娠または授乳中 ・他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中 の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。 用法・用量(この薬の使い方) ・あなたの用法・用量は(( : 医療担当者記入 )) ・通常、成人は初日 1 日 2 回、以後 1 日 1 回 30 分以上かけて点滴で静脈内に注射します。通常、乳児、 幼児または小児は 12 時間間隔で 3 回、以後 24 時間ごとに、新生児(低出生体重児を含む)は 24 時間 ごとに、いずれも 30 分以上かけて点滴で静脈内に注射します。 ・症状を見ながら使用期間を決めていき 完全なドキュメントを読む
1 2.禁忌 (次の患者には投与しないこと) 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 3.組成・性状 3.1 組成 有 効 成 分 ( 1 バイアル中) 日局テイコプラニン200mg(力価) 添 加 剤 等張化剤、pH調節剤 3.2 製剤の性状 本剤は、凍結乾燥により製した注射剤で内容物は白色〜淡黄 色の容易に崩れる塊又は粉末で、注射用水に溶解した液のpH 及び浸透圧比は下表のとおりである。 濃 度 200mg(力価)/ 3 mL 溶 解 液 注射用水 pH 7.2〜7.8 浸 透 圧 比 約 1 (生理食塩液に対する比) 4.効能又は効果 〈適応菌種〉 本剤に感性のメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA) 〈適応症〉 敗血症、深在性皮膚感染症、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手 術創等の二次感染、肺炎、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染 5.効能又は効果に関連する注意 本剤はメチシリン耐性の黄色ブドウ球菌感染症に対してのみ 有用性が認められている。 6.用法及び用量 通常、成人にはテイコプラニンとして初日400mg(力価)又 は800mg(力価)を 2 回に分け、以後 1 日 1 回200mg(力価) 又は400mg(力価)を30分以上かけて点滴静注する。敗血症 には、初日800mg(力価)を 2 回に分け、以後 1 日 1 回400mg (力価)を30分以上かけて点滴静注する。 通常、乳児、幼児又は小児にはテイコプラニンとして10mg(力 価)/kgを12時間間隔で 3 回、以後 6 〜10mg(力価)/kg(敗血 症などの重症感染症では10mg(力価)/kg)を24時間ごとに30 分以上かけて点滴静注する。また、新生児(低出生体重児を 含む)にはテイコプラニンとして初回のみ16mg(力価)/kgを、 以後 8 mg(力価)/kgを24時間ごとに30分以上かけて点滴静注 する。 なお、年齢、体重、症状により適宜 完全なドキュメントを読む